保護者も知りたいスムーズなピアノ演奏

鍵盤レッスン

今日は楽な演奏スタイルについて書いてみようと思います。

先日、レッスン後に生徒さんのお母さんとお話をしていました。
そのお母さんは、ご自身がピアノのレッスンを高校三年生まで続けていたという、音楽に理解があり弾くこともお好きな方です。

生徒さんのレッスンが終わると
「今日はこんなアドバイスをしました」とか
「腕の使い方や力の抜き方はこんな練習をしてみると良いです」などを
お伝えするのですが、本当に興味深く聞いてくださいます。

お話する中で分かったことですが、そのお母さんはピアノを習っているときから、自分の苦手な動きのパターンをはっきり認識していたとのこと。

こういう曲を弾きたいけれど、このパターンは上手くいかないから、ちょっと無理かな?といった具合にご自身で決めてしまう傾向があるそうなのです。

でも、自分の子どもを見ているとそのようなことが無く、難しい曲でもスーと入っていけるし、細かい動きや複雑な動きにも、割とスムーズに対応していているんですよね、と感心して下さっているのです✨

それは本当に、生徒さんの努力の賜物なのです。


ただ、私が10年以上前に患ったフォーカルジストニアの症状への取り組みや、身体への理解、学習が功を奏していることも、少なからずあると思っています。

今も100%完治している訳ではありませんが、症状が酷かった時に比べたら、問題なしというところまでは改善しています。

簡単に言えば、脳からの指令が指に正確に伝わらず、誤作動する。ということなのですが
その背景には、無理のある動きや、筋肉に必要以上の負担をかけてしまうスタイルでの練習、などが関係していると思っています。
(現在はまだ病気の原因が解明されていませんので、私の感覚です)

それを改善するためには、今までの弾き方をを1からやり直し、改善していくしかありませんでした。

その過程での学びが、レッスンを行う上で、とても大切なものになっています。

・どのように座ると楽か。
・腕の重さを感じとることができているか。
・指を使う時に、肩や肘に力が入っていないか。
・腕や手首にねじれが生じていないか。
・手の中にある筋肉の使い方に、行き過ぎた癖がないか。
・動きの中で重心をとることがでいているか。
・支点を上手く作ることができているか。
などなど

動きのことだけでもきりがありません。

いつもこんなに細かい事に注意しながらレッスンをしている訳ではありませんが、それなりのレベルで演奏している生徒さんが、上手く弾けずに困っている時の原因を探したり、解決には本当に役立っています。

小さいときから、もしくは初心者の時から、少しでも動きに対する不自然さや無駄な力に気づいていけたら、後々は楽な演奏につながると思います。

少し長い目で見て、演奏の時に気を付けることを伝えていけたらと思っています。